海水水槽に適した置き場所を考える~直射日光の当たる場所や電源の近くは注意!

海水水槽はどこへでも自由に置けるというわけではありません。たとえば直射日光が当たる場所はまぶしいですし、カラーボックスの上に水槽を置くとカラーボックスが水槽につぶされることもあります。さらにコンセントなど海水がかかるとまずいところも避けます。また、夜間寝る寝室にオーバーフロー水槽を置くと非常にうるさい音がします。置き場所をしっかり考えて魚やサンゴ、そして人間にも、ストレスフリーな環境で飼育するようにしましょう。

海水水槽の置く部屋を考えよう

まず海水水槽をどの部屋へ置くか考えてみましょう。水槽を置く部屋の条件としてはこのほかに「水道が近くにあり水かえがしやすいこと」や、後述するように「床がしっかりしていること」などもあげられます。

玄関

▲玄関に置いていた90cm水槽の住人たち

玄関は来客の方に水槽を見てもらえる場所です(私も以前マンションに住んでいたときは玄関に海水魚水槽を置いていたことがありました)。そのため実際に玄関に水槽を置くアクアリストも多いのですが、玄関は電源がとりにくいことがあります。またドアに近いところでは水温の差も激しいことがあり、注意が必要です。玄関入って奥に水槽台を設置しその上に水槽を置くのであれば問題ないのですが、玄関の上に備え付けられている下駄箱などの上に水槽を置くとつぶれてしまうことがありますので置いてはいけません。小型水槽でもかなりの重さになり、塩だれが発生して周囲の金属部品がさびてしまうこともあります。

リビング

▲リビングに置いているサンゴ水槽

もっとも海水魚水槽が置かれることが多いのはこのリビングでしょう。サンゴ水槽をリビングにおいておけば、家族みんなが部屋で団らんしながらサンゴの海を見て楽しむことができます。ただしリビングであればどこへでも水槽を置けるというわけではありません。電源の位置に注意し、ドアのそばや直射日光が当たるような出窓などは避けたほうが無難でしょう。またオーディオ機器などのそばもNGです。

寝室

寝室は寝るための場所ですが、寝る前に魚の姿を見るといやされます。ただしろ過槽のシステムによってはうるさく、睡眠どころではない場合もあるので注意が必要です。たとえばオーバーフロー水槽はばしゃばしゃとうるさいことがあります。外部ろ過槽は静かではありますが、密閉式のろ過槽ですので、酸欠になって魚が死ぬことがある、というデメリットもありますので、プロテインスキマーや小型の外掛けろ過槽なども使う必要があります。

水槽を置くときの注意

直射日光が当たる場所は避ける

直射日光が当たる場所は魚にとっても朝日がまぶしくてストレスを感じたり、水温が急変しやすかったり、コケが生えやすくなったりと、デメリットが大きいといえます。海の中では日光は海の上だけをてらしますが、水槽での海水魚飼育では水槽のガラス面も照らしてしまうのです。またアクリル水槽はとくに直射日光に弱いともされ、紫外線によりヒビのようなものができることもあるといいます。出窓に海水魚水槽を置きたくなるのですが、このようなデメリットもあるので避けたほうが無難といえます。

畳の上や電子機器のそばも避ける

▲電源の位置が重要だが近すぎるのも要注意!

水槽を循環させたり、水温をキープしたり、サンゴに光を供給したりするのには電源が欠かせません。そのため水槽は電源の近くに置くことが大事なのですが、近すぎるのも危険といえます。これは水がはねたりして電源にかかってしまうようなことがあればショートする危険性があるからです。とくに最近は地震も多く、地震ではねた水がコンセントにかかった…なんていうことも起こる可能性があります。

写真のような位置では水がかかりやすくて危ないかもしれません。後ろを板などでカバーするなどの工夫が必要でしょう。

専用キャビネットの上に置いておこう

▲90cm水槽用のキャビネット

水槽は水を入れると非常に重くなります。カラーボックスなどに水槽を置くとカラーボックスがつぶれてしまい、あたりが水浸しになり、最悪魚が死んでしまうこともあります。そのため専用のキャビネットの上に水槽を置くようにしましょう。とくに大型水槽を購入するのであれば、専用の水槽台がついているものを購入するのが一番安全です。既製品の60cmフレーム付きガラス水槽などであれば、各メーカーから出ている金属製の台の上に乗せるという手もありますが、海水だと錆びやすいので、こまめに拭き掃除をしたいものです。ちなみに筆者はニッソーのスチールキャビネットや自家製の水槽台なども使用していました。

ドアの近くは危ないかも

ドアのすぐそばもやめたほうが無難です。これはドアの開閉で魚がびっくりしてしまうことがあるためです。また、先ほども述べたように、ドアの周辺も水温の変動が大きくなることがあるため、海水魚飼育にはあまり適していないところがあります。

水槽の重さによっては補強がいる

コーラルタウンの小沼さんに補強していただいた床下。大引を支えるジャッキのようなものが「床束」

オーバーフロー水槽を木造一軒家に設置するときに、床の補強を行ったほうがよいケースもあります。たとえば水槽を置きたい場所の下に、床の重みをささえる柱などが何もないようなケースです。我が家では大型の90cmオーバーフロー水槽を2つ置いていますが、もともとは水槽の下には何もない状態でした。そのため、ふたつめのオーバーフロー水槽を設置する前に床下の大引(木造床下の最下層にある水平材)に床束を用いた補強を施しています。

水槽置き場所まとめ

  • 海水水槽の置き場所はしっかり考える必要がある
  • 玄関は多くの人に魚を見てもらえるが水温の変動に注意したい
  • 寝室に置く場合は落下音などにも気を付ける必要がある
  • リビングに置く場合も直射日光や電源コンセントの位置に注意
  • 水槽は専用のキャビネットの上に置いておきたい
  • 水槽の大きさによっては補強が必要なケースも

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