海水魚・サンゴ飼育における水温計はデジタルとアナログ どちらがよい?

海水魚やサンゴを飼育する上で生物のコンディションをチェックすることは大事ですが、それと同時に水の様子をチェックすることも大事です。しかし水温は肉眼で見ることができません。水温計はアクアリストの代わりに水温を見てくれる大事なものです。安いものでは数100円程度で購入できる安価な器具ですが、重要な役割を果たす、海水魚飼育になくてはならないアイテムのひとつです。

水温計とは

▲アナログ式の水温計

私たち人間には水の調子を目で判断することは困難です。ですから水の要素をチェックするには、チェックするためのものが必要です。例えば、アンモニアや硝酸塩、カルシウムなどであれば測定用の試薬、海水の比重であれば比重計で測定します。そして水温を測定するのが水温計です。

水温をチェックする理由

水温が上がったり下がったりすると魚やサンゴの調子が悪くなり、そこから病気が発生するおそれもあります。また季節の変わり目は水温の変動が大きくなりやすいため、水温のチェックはとくに重要になるからです。できれば日に何度かチェックするくせをつけておきたいものです。

水温計の種類

水温計は大きく「アナログ」と「デジタル」の二つのタイプがあります。

アナログ

▲割れやすいので取扱い注意

大昔からある棒状の水温計で、付属の吸盤や磁石などで水槽のガラス面にくっつけて使います。ガラス製のものが多く、割れやすいので注意が必要です。また古いものでは有害な物質が入っており、ガラスが割れてしまうと飼育水に溶け込むことがあるため、できるだけ新品のものを購入しましょう。また、水槽面に吸着させるための吸盤は取れやすいので消耗品と割り切った方がよいでしょう。安価なものでは1個数100円という値段で購入できるのもメリットのひとつです。

デジタル

▲温度は見やすいが、水温計を水槽に落とすことないよう注意

▲センサー部は必ず水の中に入れておく

水温計にはデジタル式のものもあります。これは基本的には水槽内にセンサーをとりつけて水温を測定するというものです。電池で動くものですので、電池が切れれば電池の交換が必要になります。海水の入った水槽の中に水温計を落としてしまうと故障してしまうので注意が必要です。もちろんセンサーが外れてしまうと正確な水温を測定することができません。また、アナログ式の水温計と比べて若干高価であるのもデメリットといえるでしょう。また、液晶画面が見えにくい、あるいは表示が点滅する、というようなときには電池の交換が必要になります。付属のボタン電池は寿命が短いこともあるため注意が必要です。

置き場所

アナログ

アナログの水温計は水槽の壁面に吸盤(キスゴム)などで固定しておきます。景観を損ねるという人もいますが、毎日チェックしたいものなので、水温チェックが億劫にならないよう、多少景観を損ねてしまっても見やすい場所に置いておくようにするべきです。ただしキスゴムは外れてしまうこともあるため注意が必要です。近年はキスゴムではなく、磁石で水槽に張り付くモデルもあり、そのようなものであればキスゴムの劣化により外れる、ということは起こりにくくなりますが、磁石が弱いものもあるので注意が必要です。

デジタル

▲テトラのデジタル水温計が落下してしまった様子

デジタルの水温計も見やすいところに置いておきますが、アナログの水温計と異なり、温度を表示するモニターはかならず水槽の外へ出しておく必要があります。ですから、水がモニター部にかからないような場所であり、かつセンサー部が水に浸かるようなところへおいておかなければなりません。

デジタル水温計の「テトラ デジタル水温計」は水槽の壁面などにマジックテープで固定することができますが、その強度はそれほど強いものではなく、本体とマジックテープをつなぐ粘着テープが、本体部からはがれてしまうこともあります。そのようなときに水の中に落下すると故障の原因になってしまいます。

オーバーフロー水槽での水温チェック

オーバーフロー水槽であればアナログの水温計ならサンプの中に、デジタルの水温計であればキャビネットの中に収納しておくこともできますが、あえて飼育水槽の中や水槽の横など見やすい場所に置いておくのもよいでしょう。これはキャビネットをいちいち開けるのが億劫だという人もいるからです。いずれにせよ水温は毎日チェックするものですので見やすい場所に置かなければなりません。

初心者におすすめなのはどっち?

結論として、デジタル式もアナログ式でもどちらも一長一短といえます。デジタル式のものも初心者に使いやすいものですが、とくに慣れないうちは世話などの際に水槽内に落下させてしまうこともあります。そのため、予備としてアナログ式の水温計も一つは用意しておきましょう。

アナログ式水温計を使用する場合も、アナログ式水温計を二つ用意して、割れて壊すなどしたときに対策しておくとよいでしょう。

アナログ式水温計

デジタル式水温計

水温計まとめ

アナログ水温計の特徴

  • 価格が安価
  • 水中で使用するため落としても壊れない
  • 大きすぎのものは景観を損ねることも
  • 割れやすいので取扱注意

デジタル水温計の特徴

  • センサーを水中に、モニター部を水槽から出して使う
  • 割れないが壊れる恐れも
  • 水槽に落としたら間違いなく故障する
  • 電池交換が必要になることも
  • アナログ水温計よりも高価

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