フラグサンゴ購入の際の注意点~購入する前に見ておきたいポイント

フラグサンゴは、大きなサンゴをプラグやディスクなどに接着したもので、環境保全などの観点から今後サンゴを購入する上で主流になりそうなサンゴです。しかし、フラグサンゴには、ほかのサンゴを購入するときとは異なる注意点があります。今回はフラグサンゴを購入するうえで注意しなければならないポイントをご紹介します。

なお、フラグサンゴの基本的な情報についてはこちらでご紹介していますので、ぜひご覧ください。

購入する際の注意点

フラグサンゴは、大きなサンゴをカットしプラグやディスクに接着したサンゴです。そのため、購入するときにはほかのサンゴ以上に気を付けたほうがよいところもあります。

フラグサンゴにした日を聞いておく

▲しっかりプラグについているものを購入したい

プラグに接着してすぐの個体は購入するのをやめておきましょう。まだしっかり接着できておらず、接着剤がはがれてしまうことがあるからです。ハードコーラルの場合、できればフラグにしてから2~3週間くらい経過したものを購入したいところですが、きれいなキッカサンゴやカクオオトゲキクメイシといった人気種はすぐ売れてしまうので難しいところです。良心的なフラグサンゴ専門店では、フラグサンゴにしてからある程度時間が経過したものを販売してくれるはずです。

変なコケがはえているのはやめておく

フラグやサンゴにひげ状の長いコケがついているものは避けましょう。このタイプのコケは水槽内で蔓延ったら増殖しやすく、またフラグサンゴを覆ってしまうこともあります。アシナガモエビの導入やピンセット、歯ブラシなどを用いた地道にコケの除去を行うと除去できることがありますが、最初からこのコケが生えているものはできるだけ購入を避けた方が無難です。

またフラグサンゴに限ったことではありませんが、トゲサンゴなどは水流が弱いと枝の隙間にもやっとしたコケが生えてきてそこから白化することもあるので注意が必要です。

色がとんでいるものはだめ

▲センベイサンゴは色が薄いことが多い

色が妙に薄いものはやめておいた方が無難です。色が薄い個体は単に極端に栄養塩が少ないということも考えられますが、強すぎる照明により色が抜けていることも考えられます。このような個体はしばらくすると白化してしまうこともあり、あまりおすすめできません。初心者には色が濃く乗った個体の方がよいかもしれません。センベイサンゴの仲間やサオトメシコロサンゴなどの種類は色が薄いこともありますが、これらよりも茶色っぽい色がしっかり乗ったシコロサンゴのほうが飼育はしやすい種です。

骨格がプラグを覆っているものがよい

骨格がプラグを覆うようになっているのは、フラグサンゴ化された後でも成長している証です。フラグサンゴを購入するなら、骨格がプラグを多い成長しているものをおすすめします。もちろん、骨格がプラグを覆っていても、色が飛んでいたり、変なコケがついているものはやめた方が無難です。

寄生生物に注意

▲コモンサンゴなどはウミウシがついていることが多い。とくに注意したい

これはフラグサンゴに限った話ではありませんが、サンゴにヒラムシ(フラットワーム)などの寄生虫が付着していることがあります。このヒラムシはサンゴに悪影響を与えてしまうことがあります。水槽に入れる前に「コーラルRXプロ」などで薬浴させて水槽への侵入を食い止めるようにします。

また特定のサンゴについて捕食するウミウシというのも存在します。スターポリプ、アワサンゴ、コモンサンゴ、ツツウミヅタなどについていることが多いです。これらのサンゴは必ずコーラルRXプロなどで薬浴し、水槽へウミウシを持ち込まないようにしなければなりません。

通販での購入はおすすめしない

通信販売でフラグサンゴを販売しているところがあります。最近では個人商店が大きなサンゴを購入し、プラグに接着、しばらく養生させて販売するという方式も増えてきました。

最近の通信販売では大手観賞魚店でも、個人商店でも「カートに入れる」を選択し、注文を確定させ、支払方法を選択すれば簡単に購入できるようになってしまいました。簡単、といえば聞こえはいいのですが、フラグにした日がわからなかったり、骨格がフラグを覆っているか、などのチェックがしにくいことがあり、初心者にはおすすめできません。

それでも写真にのせた個体を直接販売するようなお店であればよいのですが、「チャーム」など大手店舗の通販ではサンゴの写真はサンプル画像を使用していることもあり(その旨書かれているはずなので必ずチェックしたい)、そのサンゴ個々の状態を確認することが難しい場合があります。そのため、できるだけお店に出向いて、購入したほうがよいでしょう。

まとめ

  • フラグにしてから日が経っていないものは購入しない方がよい
  • サンゴがしっかりフラグを覆っているものがよい
  • 変なコケが生えているものは避ける
  • 色がうすいものよりも濃いものがおすすめ
  • サンゴの種類によっては寄生生物にも注意。薬浴は必須
  • 通販での購入はおすすめしない

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