海水水槽の壁面に付着する「白いウズマキ」の正体と対処方法

マリンアクアリウムにおいては、水槽内に得体のしれない生物が出現することはしばしばあります。その一つとして、サンゴ水槽など、水槽やサンプのガラス・アクリル面や壁面、ヒーターやポンプなどの器具にウズマキ、貝のような白い点がいっぱい付着していることがあります。

今回はこの生物の正体と、ほかの生き物に有害なのかそれとも無害なのかについて解説します。

白いウズマキ、貝の正体

▲上記の「ウズマキ」を拡大してみたところ

水槽やサンプのガラスや壁面、各種器具、オーバーフロー水槽のパイプなどに多数発生するこの白いウズマキのような形の物体はウズマキゴカイと呼ばれる多毛類、つまりゴカイの仲間なのです。この白い管の中にウズマキゴカイが潜んでいます。水槽には主にライブロックについていたものが入ったものが増殖した可能性が高いです。サイズも数mmという小さいもので、ライブロックに紛れやすいものです。また貝殻などに付着していることもあります。

ライブロックにはほかにも様々な種類のゴカイが潜んでいることが多く、ウミケムシのように毒の毛を持っているものもいますが、白く細長いものを出すようなゴカイや、チンチロフサゴカイのようなカラフルなもの、カンザシゴカイのような、ライブロックの穴から鮮やかな鰓冠を出しているものなども知られており、ひとくちに「ゴカイ」といってもいろいろなものがいるのです。

悪さはするの?

▲ウミケムシの仲間。毒の毛をもち刺されると痛む

ゴカイの仲間にはウミケムシのように「毛」の部分に毒があり刺されると危険なもの、オニイソメのように魚を捕食してしまうようなものなど、水槽内で問題を起こすような種類も知られていますが、ウズマキゴカイは無毒で、海水魚やサンゴに対してはとくに悪さをすることはありません。しかし水槽の中で大量発生してしまうと水槽の中身が見えにくくなることもあります。マリンアクアリウムは見て楽しむ趣味なのですから、水槽の中を見るのに支障があるとあまり楽しめないわけです。そのため、適度な除去が必要になってきます。

除去方法

除去の方法は簡単です。水槽ガラス面をスクレイパーで削るだけ。これで完了です。しかし、スクレイパーで削るととくにアクリル水槽では傷だらけになってしまうため注意が必要です。やわらかいアクリル水槽用のスクレイパーを使用しても、削り方を間違えたりすると水槽に傷がつきますので注意が必要です。がしがしと強く削ったりしなくても、壁面についたウズマキゴカイはターゲットスポイトの先端でつついても取り除けるくらいなので、優しく削るのがコツ、といえそうです。

そのほかの駆除方法としてはヤッコの仲間などがつついて食べてしまうこともあります。そのせいか、我が家では魚水槽よりもオーバーフロー水槽のサンプ(水溜め)でとくに大発生しているように思います。

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白いウズマキまとめ

  • 正体はゴカイの仲間
  • ライブロックや貝などに付着して水槽に入ってくる
  • 毒はなく魚やサンゴ、甲殻類には無害
  • 増えすぎると水槽のガラス・アクリル面にもつき中が見えなくなることも
  • スクレイパーで駆除するが鑑賞面が傷つかないよう注意。とくにアクリル水槽は要注意

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