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2020.10.22 (公開 2020.10.21) 海水魚飼育の基礎

海水魚飼育をやめる方法~飼育や水槽の維持・継続ができなくなったとき

「海水魚ラボ」では、これまで「マリンアクアリウムのはじめかた」「マリンアクアリウムの維持の方法」については書いてきましたが、「マリンアクアリウムのやめ方」についても書いていかなければいけません。「なぜ」と思う方もいるでしょうが、はじまったものには必ず終わりというものがあります。つまり、いつかはマリンアクアリストが水槽を手放さなければならない時が絶対に訪れるのです。飼育を継続できそうにないとき、どうすればいいか、とるべき方法をご紹介します。

飼育の継続ができなくなったとき

マリンアクアリウムは楽しい趣味ではあるのですが、転勤であったり、病気になってしまったり、あるいは子供が大きくなり進学や受験の費用がかかってしまい、水槽を畳まなければならない…なんてこともあるでしょう。一方、病気などが蔓延して魚が全部死んでしまったときなどもマリンアクアリウムをやめるきっかけになってしまうこともあります。いずれにせよ、マリンアクアリウムという趣味をやめるのには、いろいろ考えなければいけないところがあります。

ほかの趣味との違い

▲海水魚は餌をあげたり水を循環させないと死んでしまう

ほかの趣味、たとえばプラモデル、ミニカー収集、鉄道模型、ゲーム、動画撮影、RCカーなどはこれらのものを押し入れに保管しておくだけでよく、売って資金稼ぎをするにしても、ヤフオク!やメルカリなどを使用することで簡単に売り買いできます。しかしながら海水魚(を含むアクアリウム全般)はそうはいきません。海水魚の水槽を押し入れにおいてそのまま放置していれば確実に魚は死んでしまいます。そのため一定間の休養期間がもてない趣味ということもいえます(ガーデニングや観葉植物なども同様)。ですから、飼育が継続できないか、困難であることがわかったら、早いうちに魚などの生き物や器具をどうするか考えるようにしましょう。

また、永いことアクアリストをやってきても、いつかは水槽をのこして旅立たなければいけない日は絶対にやって来ます。そのときどうすべきかは生前にあらかじめ考えておかなければなりません。

方法

魚などの生き物

▲友人から譲り受けたイトヒキテンジクダイ

魚などの生き物を殺処分するのはかわいそうなのでおすすめしません。近年は外来生物の問題をどうにかしようという機運の高まりもあり、観賞魚店が観賞魚を無償で引き取ることも多くなりました。そのようなところに頼んで引き取ってもらうのがベストです。もちろん、マリンアクアリウムがらみのお友達がいるのであれば、お友達に魚やサンゴを譲るのもよいでしょう。私も友人から譲り受けたカクレクマノミやイトヒキテンジクダイを飼育しています。ただし、あなたが飼っていた魚を、お友達が欲しいというのであればよいのですが、無理強いはしてはいけません。そのためにも引き取ってもらえそうな海水魚店をあらかじめ探しておくようにします。注意点としては、海水魚を引き取ってもらうときは海水魚を取り扱うお店でないと引き取ってもらえないこともあるので、注意が必要です。

もちろん、魚やサンゴなどの生物を海に逃がす(放流する)ということがないようにお願いいたします。なぜ放流をしてはいけないのかはこちらの記事もご覧ください。

水槽・器具

▲蛍光灯は最近入手しにくくなっている

魚とは異なり、水槽や器具については保管することもできます。またいつか再開したい、というときには器具をキープしておくのもよいでしょう。ただしプロテインスキマー、水流ポンプ、照明といったアイテムは新しいのがどんどん出てきているのでそのうち時代が追い付かなくなっているかもしれません。また照明のうち、蛍光灯やメタルハライドランプの場合、交換球が手に入りにくいなんてことも起きていますので、照明は再開時にLED照明を購入したほうがよさそうです。もちろん、観賞魚店に引き取ってもらったり、あるいはヤフオク!やメルカリなどで売っても構いません。

添加剤や餌などは長期保存しておくと腐ってしまったり、カビがはえてしまうこともあるため、早いうちに譲渡する、もしくは廃棄処分するのが賢明です。とくに開封後は早めに使い切りたいところです。なお、バクテリア製剤はこれらよりは長持ちしますが、それでも開封して1年以内に使い切るようにするべきです。

海水魚飼育をやめる方法まとめ

  • 転勤、病気、子供の進学のためなどでアクアリウムをやめる人は意外と多い
  • 飼育継続が困難であることがわかったら早いうちに準備をしたい
  • 海水魚やサンゴをはじめアクアリウムは「保管」しておくことができない
  • 友達に譲ってもよいが無理強いはさせないこと
  • あらかじめ引き取ってもらえる海水魚店を探しておく
  • もちろん魚やサンゴは海に放流してはいけない
  • 水槽などの用品は物置などに保管しておくことができる
  • 照明については蛍光灯やメタハラは交換球が入手しにくくなっている
  • 添加剤や餌などは早めに使い切る必要がある

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