フリーワード検索
海水魚の記事
サンゴの記事

2020.04.10 (公開 2020.04.08) 餌・添加剤

カクレクマノミにおすすめの餌~ランキング形式で紹介

海水魚店へ行くと、「海水魚の餌」としてさまざまな餌が販売されています。そのどれもが海水魚に適した餌といえるのですが、あまりにも餌の種類が多すぎて、購入にあたり悩んでしまうこともあるかもしれません。今回は海水魚店でよく見られ、かつ最もよく飼育されている海水魚である(と思われる)、カクレクマノミに最適な餌を3つピックアップしてみました。

カクレクマノミにおすすめの餌ランキング

1位:どじょう養殖研究所 シグマ・グロウ

私がイチオシする餌は高知県のどじょう養殖研究所がつくる「シグマ・グロウ」という餌です。この餌の特徴は小麦粉類を排除している点にあります。海水魚は小麦粉の類を消化しにくい魚も多く、小麦粉を餌の成分から排除することにより、より消化吸収に優れた餌となります。さらにアミノ酸も配合し嗜好性も高く、EPAやDHAなど必須脂肪酸も多く含むなど、魚の健康に配慮した餌となっています。

ほかの多くの配合飼料と同様、シグマグロウにもサイズがいくつかありますが、カクレクマノミに与えるのであれば幼魚が「B」、成魚なら「B」もしくは「C」がよいかもしれません。我が家では「B」と「C」を与えていて、それよりも大型になるクマノミなども「D」で足りてしまいます。唯一、残念な点としては後述の「メガバイトレッド」と異なり、どこの海水魚店にも卸しているわけではないため、若干入手が難しいことがあげられます。取扱店が近くにないときは「チャーム」などの通販サイトを使用して購入するのが最適といえます。

どじょう養殖研究所 シグマ グロウ C 顆粒タイプ 100g

どじょう養殖研究所 シグマ グロウ C 顆粒タイプ 100g

1,110円(04/26 22:03時点)
Amazonの情報を掲載しています

2位:キョーリンひかりプレミアム メガバイト レッド

キョーリンから販売されている「メガバイト レッド」もカクレクマノミにおすすめの餌のひとつです。「メガバイト」は最高の食いつきを意味するようで、その名の通り嗜好性が高く、食べやすい餌といえます。このシリーズにはこのレッドのほか、メガバイト グリーンというのもあり、これはカエルウオやハギ(ニザダイ)、アイゴなど藻類を好む魚に最適の餌となっていますが、雑食性の強いクマノミを含むスズメダイの仲間にもよい餌です。

サイズは「S」「M」「L」という3種類からなり、飼育している魚の口のサイズに合わせて選ぶことができます。うれしいポイントとしてはプラスチック製のスプーンが付属しており、手を汚したり、餌が爪の中に入ったりすることがなく餌を与えることができます(衛生的にもGood!)。クマノミであればS、もしくはMサイズで十分です。また、キョーリンは観賞魚用の飼料メーカーのパイオニア的存在で、全国ほぼすべての海水魚専門店で取扱いがされており、入手が容易であることもメリットといえるでしょう。我が家ではカクレクマノミにSサイズのものを使用しています。

3位:ナプコリミテッド オメガワン マリーンペレット

アメリカのオメガシーが製造し、ナプコリミテッドジャパンが輸入販売している「オメガワン マリーンペレット」は海水魚用の人気のフードです。魚粉は使用しないでサケやオヒョウ、コッド、オキアミ、カサゴ、イカ、タコ、二枚貝、ケルプなど新鮮なシーフードを使用し、澱粉も使用しないこだわりの餌となっています。免疫力維持のために不飽和脂肪酸を配合し、ガーリックも2%配合するなど、魚の健康にも気を使っているこだわりのフードといえます。さらに魚粉や澱粉を使用しないことにより崩れにくく水が汚れにくいというのもうれしいポイントです。

マリーンペレットのサイズは2種類あり、それぞれ「マリーンペレット」「マイクロペレット・マリーン」という商品名です。小型のカクレクマノミなどであればマイクロペレット・マリーン、大型個体などはマリーンペレットが好ましいでしょう。我が家では大きめのクマノミにマリーンペレットを与えていますが、クマノミの仲間の幼魚や小型のスズメダイはマイクロペレットマリーンでないと食べにくそうです。おいていない店舗もあるのですが、チャームなど通販サイトでも購入することができます。

このほかの餌が悪いというものではない

今回は私がカクレクマノミの餌として実際に使用した配合飼料のランキングです。特徴が明確でありかつ使いやすい餌をご紹介しました。このほかにも様々なブランドや製品のものが販売されているのですが、これらの餌が悪い、といっているのではありません。なお、配合飼料はそれだけ与えていても魚を飼育することができるように作られているのですが、栄養の偏りを防いだり、餌に飽きさせないためにも2種類以上の配合飼料を与えることをおすすめします。

まとめ

  • シグマグロウは小麦粉類を排除、必須脂肪酸を強化し魚の健康にも配慮されている
  • メガバイトレッドは食いつきが非常によく、多くの海水魚店でも販売されている人気の餌
  • オメガワンは魚粉ではなく新鮮な魚を使用し、澱粉も使わないため水も汚しにくい
  • このほかの餌が悪いということはない
  • 栄養の偏りや飽きを防ぐためにも2種類以上の餌を使うのがおすすめ
フリーワード検索
海水魚の記事
サンゴの記事
    もっと読む