2020.09.26 (公開 2019.07.25) 水槽・器具
ゼンスイ製水槽用クーラーが壊れた!故障時の修理の流れ
日本国内で水槽用クーラーを販売しているメーカーはいくつかありますが、ゼンスイ製のクーラーはラインナップが豊富であり、かつ(比較的)安価で購入できるため人気があります。さらにゼンスイはクーラーの点検や、オーバーホールなどのサポートも万全で安心して長い間使用することができます。しかし、水槽用クーラーも機械ですので、いつかは故障してしまいます。そうなると当然修理が必要になります。今回は我が家で使用している、「ゼンスイZC-500」が故障した際にゼンスイへ修理を依頼したときの流れをご紹介します。
水槽用クーラー修理の流れ
メーカーに連絡
ZC・ZRシリーズのクーラーが故障したらまずはゼンスイへ電話をします。西日本(60hz)地区は本社(大阪府摂津市)が、東日本(50hz)地区は関東営業所(埼玉県杉戸町)が修理を行います。電話番号は本社が072-654-3743、 関東営業所は0480-33-2058(平日9:00~17:00。ただし土日祝日、年末年始、夏季休暇対応不可)です。また、ゼンスイ株式会社のホームページにある「故障・修理受付フォーム」から申し込むこともできます。こちらは24時間365日受け付けていますが、対応までに時間がかかることがあり、急いでいるときは電話で連絡した方がいいということです。
クーラーから水を抜く
▲クーラーをさかさまにする
電源プラグをコンセントから抜き、クーラーをさかさまにして水を抜きます。ゼンスイZC-500の場合、クーラーを逆さにして水を抜いて問題ありませんが、ずっと逆さにしておくのは故障の原因となるのでよくないということでした。
クーラーの掃除
▲フィルターのクリーニングも大事
クーラーの外部に付着した汚れや、クーラーの前面にあるフィルター部の汚れを落としておきましょう。シンナーやベンジンなどは使用せず、水拭きをしておきます。重要なのはクーラー前面のフィルター部の掃除で、ここにホコリや動物の毛などが付着したままだと故障の原因になりますので、定期的に掃除しておく習慣をつけておきたいところです。そうすれば故障の原因を減らすことができます。
梱包・発送
箱に入れ、箱の中に緩衝剤を入れて封をします。このような故障が発生した際、修理に出すのに容易なように、クーラーを購入したときに入っていた箱はできるだけ残しておきたいものです。箱をのこしていない時などはダンボール箱をつぎはぎして作る必要があります。
このときクーラーが上下逆にならないように注意しておく必要があります。水を抜くために短時間クーラーをさかさまにしておくのは問題ないようですが、長時間逆さにしておくと故障してしまうことがあるからです。「天地無用」のシールなどを貼っておくのもよいでしょう。
ゼンスイからの連絡待ち
クーラーの故障個所が見つかったら、ゼンスイから電話がかかってきます。修理に出した日は7月15日、連絡があったのは7月23日でした。今回はファン・モーターの故障で16000円かかりました。
また、修理の内容によっては同意書へのサインが必要なことがあります。今回の修理では基盤にも若干のトラブルがあったためです。我が家で使用しているものは2004年製で、修理用のパーツがありませんでした。ただクーラー自体は動いていたため、そのまま使用することになりました。
そのようなケースで、ゼンスイからファックス番号を聞かれることがあります。これは同意書を送信するためです。ファックスで届いた同意書に名・印をして、再びファックスで送信します。どうしても修理が困難な場合、同等クラスのクーラーを安価で販売してくれることもあります。
クーラーが帰ってきた
▲箱は同クラスの最新型だが中身は旧型
ゼンスイからクーラーが修理を終えて帰ってきました。迅速かつ丁寧に対応していただきました。ありがとうございました。今回はZC-500(旧型)ですが、箱だけはZC- 500αの箱で届きました。もちろん、クーラーの上・下には発泡スチロールが置いてあり、運搬中動かないようになっていました。
なお、参考までに我が家の場合、運送会社は佐川急便で、代引き便(Eコレクト便)で来ました。修理・手数料等など込で17,280円でした。
クーラーに水を通して再度セットアップ
再度水槽に取り付けるまえに、いったん真水でタンクの中を洗い流しておくとよいでしょう。その後は水槽に再度セットし、何も問題がないようであれば修理完了となります。
まとめ―ゼンスイ製水槽用クーラー修理の流れ
- まずメーカーに電話
- 電源プラグを抜きクーラーをさかさまにして水を抜く
- クーラーを掃除する
- ダンボールなどで梱包し発送する
- ゼンスイからの連絡をまつ
- 状況によっては同意書を書かせられることも
- 再度水槽にセットする前にいったん真水を流しておく