ガラス製オーバーフロー水槽 各メーカーのおすすめポイント・特徴を解説

水槽の素材にはアクリルとガラスのものがあります。アクリル水槽に比べてガラスは加工しにくいという点がありますが、ガラス製水槽はどの水槽も同じ、ということはありません。各メーカーが作るガラス製オーバーフロー水槽にはいろいろな特色があります。今回は数あるガラス製オーバーフロー水槽の中でも特徴的な水槽をご紹介します。

シーホース

▲シーホースの大型ガラス水槽

有限会社四葉工房の水槽ブランドです。「シーホース」ブランドの水槽でユニークなのは底面で、塩ビ製であることがあげられます。これによりオーバーフローパイプの取り付けなど、水槽底面の加工を容易にし、軽量化にも役立ちます。オーバーフローパイプの位置や三角管、底面吹き出し口なども注文の際に取り付けてもらうことができます。

水槽の枠の部分も独特で強度が高まります。枠は古くから水槽についていたもので2種類があります。しかしながら最近はこの枠がないフレームレス水槽も製造されており、その際もいろいろなものをとりつけてもらうことができるようになっています。このほか巨大な水槽も作ることができるようです。受注生産のためどうしても時間がかかりますが満足できる水槽が手に入るでしょう。

アクアマリンプロ

▲筆者の自宅のオーバーフロー水槽

アクアマリンプロの水槽も高級な水槽として日本のアクアリストにはよく知られた存在です。とくにこの水槽で特徴的なのがガラスの接着に国産のシリコンではなくドイツ製のシリコンを使用していることです。フレームレス水槽では枠がない分、接着した部分だけで強度を確保しなければならないため、国産のやわらかいシリコンでは耐久度を確保しにくく劣化もしやすいとのことで、ドイツ製のシリコンのほうが劣化しにくいのでおすすめといえます。そして接着部にワームプロテクトを使用しており、さらに耐久性が高まっています。3年間の漏水保証付きです。

メーカーのこだわりにより、シーホース水槽とは異なり5面すべてがガラス水槽でできていますが、底面吹出し口などのオプションもつけられます。オーバーフロー水槽についてはスライドコーナーも三重管も選ぶことができます。我が家の水槽のものは三重管です。

一方魚の飛び出しを防ぐためにはフタが重要です。このフタを置くためのフランジはオプションとなっていますが、できるだけつけてもらったほうがよいでしょう。我が家は中古で購入し、ショップオリジナルの蓋受けをお店に作ってもらっていましたが、それがないとフタを置くのが難しいです。また昨今は地震が多くなっていますがそれによる水のはねを軽減する効果もあります。

レッドシー

▲レッドシーリーファーナノ

▲リーファーナノのオーバーフローシステム

レッドシーから出ている水槽といえばオールインワンのオーバーフローシステム水槽である「レッドシーMAX」、大型オーバーフロー水槽セットである「リーファー」などがありますが、これらの水槽はウルトラクリヤーガラス(低鉄ガラス)が採用されているのも特徴です。鉄分を含むガラスは独特の青みが出ますが、「低鉄ガラス」の名の通り、ガラスに含まれる鉄分を極力少なくすることにより、透明度の高いガラスとなります。大きな観賞魚店ではディスプレイとして展示されていることもありますので、ぜひ見て効果を実感してください。

写真の水槽はリーファーナノで、飼育水槽やサンプ合わせて105リットルの水量をカバーしています。背面オーバーフロー式で、見た目もすっきりします。ほかに配管などはすべてセットになっていますが、ポンプは付属していないので別途購入する必要があります(シッチェのシンクラサイレント2.0などがおすすめとのこと)。「デラックス」ではLEDライト(ReefLED)も付属します。

このような水槽は先ほど紹介した水槽ではなく、既製品であるため通販でも購入でき、サンプ(水溜)も付属しているなど、比較的安価で入手しやすいというのがメリットです。ただし先ほどご紹介したような水槽底面に穴をあけるなどのオプションはつけられません。なお水槽にフランジはついており、フタも簡単にのせられます。

どんな水槽でも海水魚飼育は可能

▲安価なオーバーフロー水槽でも海水魚を長期飼育できる

今回は日本で製造、もしくは流通されている特徴的なガラス水槽をご紹介しました。高級な水槽が多かったのですが、ほかにもさまざまな水槽が販売されています。もっと安価な水槽でも十分、海水魚やサンゴの長期飼育を楽しむことができます。我が家で現在使用しているオーバーフロー水槽のひとつは安価な既存水槽ですが、それでも魚やサンゴを飼育するには十分で、水槽を設置して7年間が経過していますが、水漏れなどのトラブルも発生したことはありません。水槽の掃除の際にシリコンがはがれないように注意する、とか、しっかりマットを敷く、などの点に注意すれば、安価な水槽でも海水魚の長期飼育を楽しめるはずです。

また、水槽の素材にはガラス製のもののほか、アクリル製の水槽もあります。アクリル製の水槽は透明度が高い、割れにくい、加工しやすい、軽いというのが魅力ですが、傷がつきやすいことや変質しやすいという欠点もあります。用途や設置場所に応じて選びましょう。

まとめ

  • ガラス製オーバーフロー水槽にもいろいろな特徴がある水槽が出ている
  • シーホースは底面を塩ビにすることにより加工しやすくなっている
  • アクアマリンプロの水槽はドイツ製のシリコンを使用しフレームレス水槽でも優れた強度を誇る
  • レッドシーリーファーは低鉄ガラスを使用し透明度が高く配管も簡単
  • これらのほかにも様々なメーカーからガラス製オーバーフロー水槽が出ている
  • どの水槽でも長期飼育可能。安い水槽でもうまく使えば長持ちする

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