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2020.08.22 (公開 2020.08.21) 水槽・器具

マメデザイン「マメプラグ」を使ってみました~メリットとデメリット

2019年、サンゴのブリードに使用するプラグにニューフェイスが登場しました。マメデザインから販売されている「マメプラグ」です。このマメプラグは、そのほかのメーカーから出ているプラグとは大きく異なります。今回はこのマメプラグの特徴や、ほかのプラグとの違い、使い方などをご紹介します。

マメプラグとは?

マメプラグはマメデザインから出ているサンゴブリード用の土台(プラグ)です。一般的に販売されているプラグは人工物的な感じが強いのですが、マメプラグは本物のライブロックと同じ炭酸カルシウムを主成分とし、色もライブロックに生えた石灰藻のような赤紫色をしています。写真のようなきれいな袋に入っており、お菓子のようにも見えます。マリンアクアリウム業界でもデザインにこだわるマメデザインらしいものですが、もちろん食べてはいけません。

マメプラグのメリットと特徴

「人工物感」が少ない

▲一般的なプラグ(左)との比較

マメプラグは見てもわかるように、赤紫色の石灰藻カラーをしています。普通にフラグサンゴをつくるときに使うプラグは灰色から白っぽい色をしていて水槽では目立ちやすいのに対し、ライブロックに付着する石灰藻と同じような色彩をしているマメプラグは水槽でもなじみやすいといえるでしょう。

ろ材としての機能も

マメプラグには多数の微細な穴が開いており、通水性がよく、バクテリアもよく定着しやすいという特徴をももっています。同じマメデザインの「マメバクテリア」を使用することによって、より高い効果が得られそうです。

炭酸カルシウムが主成分

マメプラグの主成分は炭酸カルシウムです。これはライブロックの主成分と同じで、さらにやはりマメデザインの「マメカルシウムサンド」まで練りこんであるためミネラルが豊富に含まれています。そのためサンゴの育成には大変都合のよくできている商品といえるでしょう。また表面が白っぽくなってしまっているこおもありますが、これはカルシウム成分であり、そのまま使っても問題はないとのことです。

サイズは2種類

マメプラグシリーズには2種類のサイズが用意されています。「マメプラグ」は横55~65mm、「マメプラグミニ」はより小さく、横35~40mmとなっています。自分の水槽サイズに合わせて使用するとよいでしょう。マメプラグよりも大きいのがいい!というのであれば同じマメデザインから販売されている姉妹品のマメライブロックを使用するのもよいでしょう。

マメプラグのデメリットと注意

棒がない

マメプラグは裏面に「棒」がついていません。これはマメプラグの表面と裏面の両方を活用できるようにする、という理由からです。片方の面はつるんとしておりハードコーラル向け、もう片方は隙間が多くソフトコーラルを接着するのに適しているとされています。しかしながら専用のフラグラックにマメプラグをさすことができないというデメリットにもなりえます。

真水で洗ってはいけない

海水魚に関するアイテムは使う前に「真水(淡水)で洗うべきもの」と、逆に「真水で洗ってはいけないもの」の二つがあります。水槽内に入れる飾りサンゴ、ほか水槽内に入れるスポイトやピンセット、スキマーなどの各種器具は水で洗うべきものですが、ライブロックやバクテリア付きのろ材などは水で洗ってはいけません。

マメプラグも真水で洗ってはいけません。理由としてはプラグ表面のpHがサンゴに適さなくなり、生育に影響が出てしまうからとされます。ただ、「真水で洗ってはいけない」ようなことは、マメプラグのパッケージに説明がなく、QRコードを使って閲覧しなければなりません。

マメプラグを実際に使ってみました

今回は実際にマメプラグを用いてフラグサンゴを作成してみました。用意するものはマメプラグ、タオル、海水、ピンセット、サンゴ用のジェル状接着剤、ディッピング用のヨウ素、そしてピンセットです。

接着剤は我が家ではデルフィス製のものを愛用しています。その中でもタオルなどで拭いてよく乾かしてから接着する「クイックジェル」、水中でも接着可能なウォータージェルの2種類がありますが、今回サンゴへの負担を少なく、手早く行うためにウォータージェルを使用しています。ただしほかのメーカーから出ている接着剤でもアクアリウム用であれば問題はないと思います。ピンセットはカミハタの多目的ピンセットを使用しています。これはステンレスのものよりもやわらかいためサンゴを傷つけにくいものです。

まずはマメプラグを飼育海水で軽く洗浄し、洗浄したあとの海水は捨てます。接着剤「ウォータージェル」を使用してマメプラグにサンゴを接着していきます。今回はウスコモンサンゴシコロサンゴのフラグを作ってみました。どちらも非常に丈夫ですが、ウスコモンサンゴはミドリイシ科でやや水質にうるさめです。

接着が終わったらディッピングを行います。これは傷口から感染症になるのを防ぐために行います。今回はシーケムの「リーフディップ」を使用しました。新しく海水をくみ、リーフディップを規定量入れ15~30分ほど浸します。ディッピング後の海水は捨てます。

水槽にマメプラグを入れた様子です。マメプラグはほかのフラグより目立つものではないのですが、明るい照明の下ではどうしてもその赤紫色が目立ちやすい感じです(我が家の水槽では石灰藻の量が少ないだけかもしれませんが)。こんな感じで隙間や陰になる部分に配置するとよいでしょう。ただしミドリイシのような強い光を好むものは光のよく当たる場所に配置する必要があります。もちろん水流についても気をつかう必要があります。

こちらはヤッコアミメサンゴをフラッギングしたものです。小さい枝でもやがて大きく育つ、極めて丈夫なサンゴといえます。これらのサンゴの生育状況については、また更新してご紹介したいと思います。

マメプラグまとめ

  • 一般的なプラグとは異なる形が特徴
  • ライブロックと同じ主成分
  • 色彩もライブロックを模した赤紫色
  • 一般的なプラグと異なり下方に「棒」がない
  • 真水では洗ってはいけない
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