サンゴ接着剤「グローテック コーラフィクス サーモフラグ」を使ってみた

グローテック コーラフィクス サーモフラグ

「コーラフィクス サーモフラグ」は添加剤で有名なドイツのGrotech Aquarientechnik GmbHが販売し、日本ではLSS研究所が輸入販売しているサンゴ水槽で使用可能な接着剤です。この接着剤は、他の接着剤と使用方法が大きく異なります。今回は実際にこの接着剤を使用してサンゴを接着させる方法をご紹介します。

どんな接着剤?

各種接着剤の特徴

サンゴの接着剤といえば、従来からあるパテ(DDアクアスケープなど)や、シアノアクリレートを使用した商品(エコテックマリン コーラルグルー、デルフィス クイックジェルなど)がありますが、この商品は白い粒をお湯に浸して溶かし、ジェル状にしてから接着剤として使用するものです。

ジェル状のシアノアクリレート接着剤よりもサンゴがよく接着できるような感じがあり、パテと異なりスキマーに悪影響を与えにくいようです。もちろんサンゴなどに有害な物質が溶け出すこともありませんので、安心して使用することが可能です。ライブロック同士の接着も可能とのことです。

デメリットとしては、硬化した後は色が白くなり、目立ってしまうことと、価格がやや高い(3,200円+税)ところがあげられます。

「コーラフィクス サーモフラグ」の類似商品としては、日本ではオーシャンアースから販売されている「Dupla marin Frag Fix」というものがあります。これも使い方はほとんど同様のようですが、融点は「コーラフィクス サーモフラグ」のほうが低いようです。

グローテック コーラフィクス サーモフラグの使用方法

用意するもの

コーラフィクス サーモフラグと、耐熱容器、かき混ぜるもの、お湯を用意します。融点は44℃ですが、お湯の温度は50~60℃。量は付属のスプーン1杯に対して100㏄。今回は耐熱容器で都合のよいものがなかったので、ペットボトルを切ったもので代用しました。

実際に使ってみる

グローテック コーラフィクス サーモフラグの使用方法

お湯の中にコーラフィクス サーモフラグの粒を投入します。

グローテック コーラフィクス サーモフラグの使用方法

お湯に入れると粒が白色から透明になります。

グローテック コーラフィクス サーモフラグの使用方法

透明になった粒は溶けてどろどろになります。これを別途用意したマドラーやフォークなどで集めます。今回はプラスチック製のスプーンを使用して集めます。

グローテック コーラフィクス サーモフラグの使用方法

集めたどろどろの粒をお湯から取り出し、空気中で練って均一に馴染ませます。取り出すときはやけどしないように注意します。

グローテック コーラフィクス サーモフラグの使用方法

サンゴとフラグ、あるいはサンゴとライブロックを接着します。温度が低下し、固まって白くなる前に接着しなければなりません。今回は陸上でサンゴとライブロックを接触していますが、水中で接着することもできます。

グローテック コーラフィクス サーモフラグの使用方法

サンゴを水槽に戻して終了です。有毒物質が溶け出すこともないため、すぐに水槽に戻すことができます。硬化すると写真のように真っ白になってしまうためやや人工的な感じになってしまいます。接着から1週間経過した今でも白っぽいままです。

この接着剤は余ってしまったものや一度使ったものでも再利用が可能なところは最近主流となっているシアノアクリレートよりも優れているところといえそうです。

購入方法、販売先

LSS研究所の商品を扱う海水魚店であればどこでも入手可能ですが、在庫がない場合は取り寄せとなります。近隣に海水魚店がない場合は、観賞魚店のウェブサイト、またはLSS研究所のオンラインストアでも購入することができます。

メーカーサイト

Grotech (独/英)

日本輸入ディーラー LSS研究所によるGrotechの紹介ページ

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