海水飼育用のエビ・甲殻類の選び方と水合わせ方法

淡水の水草水槽では赤と白のレッドビーシュリンプなどエビの仲間が人気ですが、海水魚飼育でもエビの仲間は種類が豊富で人気があります。しかし、エビを水槽に迎え入れる際にそのまま入れてしまうと、ショックでエビが気絶しまう恐れもありますので注意しましょう。

なお、海水魚専門店では様々なエビの仲間が販売されています。イセエビやセミエビなど硬い甲をもっているものもいますが、一般的に飼育されている海産のエビで多いのはイセエビなどよりも体が柔らかいコエビ下目の種類ですので、以下、この仲間を中心に述べます。

エビ購入時のチェックポイント

スカンクシュリンプ、ホワイトソックス、キャメルシュリンプ、あるいはペパーミントシュリンプといったコエビ下目のエビを購入する上での注意はどの種類も似たようなものです。

まず脚が欠けているものなどは避けます。1~2本なくなっているものであれば問題ないことが多く、脱皮することで回復しますが、ほとんどの脚が欠けているものなどは避けるべきです。また触覚や眼が欠けているような個体もいけません。

お店ではエビを購入するとスポンジなどをつけてくれることが多いです。このスポンジは輸送中にエビが掴むことができるようになっています。ほか、お店によってはスポンジではなく海藻を入れてくれることもあります。

エビの水合わせの方法

エビは水質の急変に弱く、袋から直接水槽に入れてはいけません。しっかり水合わせをしてから水槽に入れることが大事です。

エビを水槽に入れる時間

エビを水槽に入れるのは昼間よりも「夜間」が適しています。これは昼間に水槽に入れてしまうとエビがライブロックなどの隠れ家に到達するまでにエビを好む魚に襲われてしまうことがあるためです。

ライブロックに到達するまでのエビは無防備です。ベラの仲間やチョウチョウウオなどの甲殻類大好物な魚はもちろん、普段エビをつつかないような魚にもつつかれてしまうおそれもあります。

ただし夜間はpHが低下することがあるのでその点は注意した方がよいかもしれません。また夜行性の魚の中では大型になるテンジクダイの仲間などは、エビを捕食してしまうこともあるので、注意が必要です。

エビの水合わせに必要な道具

エビの水合わせには以下の道具があるとよいでしょう。

バケツ

釣り具店で容易に手に入るコマセバケツがよいでしょう。多くの水量を入れられ、しっかりとフタもできます。水合わせだけでなく、採集に行ったとき生物を生かしておいたり、水替えのときに大活躍しますので、一つは購入しておきたいものです。

プラケース

プラケースはアイデア次第で様々な用途に使用できます。水中にしずめて一時的な隔離に使用したり、採集に持って行って、魚の体表などをチェックしたり。もちろん魚やエビなどの水合わせに使うのにも適しています。

スポイト

これもバケツやプラケース同様さまざまな用途に使用できます。サンゴに餌や添加剤をあたえたり、サンゴの表面に付着した粘液やゴミをおとすなどの用途にも使用します。

比重計

エビの入っていた海水から、自宅の海水魚水槽の比重に近くなるように、比重計を使って比重にチェックしながら水合わせを行います。ガラス製のボーメ計よりも、写真のプラスチック製のものが初心者には使用しやすくおすすめです。

エビの水合わせ手順

まずは袋ごと飼育水槽に浮かべて、袋の水温を飼育水の水温にあわせておきます。これは魚と同様です。

袋を水槽から出し、エビを水ごとプラケースに入れます。

この時点で比重を測定しておきます。

プラケースの海水を半分減らします。

飼育水槽からスポイトでエビの入ったプラケースにゆっくり水を入れていきます。ドバっといれるのではなく、少しずつ足していくのがポイントです。元の海水を減らす→水槽内の海水を入れる…を数度繰り替えし、徐々に水槽内の水質に慣らしてエビを放します。

冬は水温が下がりやすいので、暖かい部屋で行うか、作業時間を短くするとよいでしょう。夏は冷房を効かせるとよいですが、クーラーからの空気が直接エビの入ったケースに当たらないように気をつけます。

海水のエビの選び方と水合わせのまとめ

  • お店でエビを選ぶときには、脚や触覚、眼が欠けていないかチェック
  • エビを購入したときは袋にエビが掴まるためのものが入っているはず
  • エビは水質の急変に弱いため、時間をかけて水合わせをする

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