深海生物検定2級・3級の勉強方法&合格体験記

最近巷で人気の深海生物。この深海生物について学び知識を身につけるのに最適な検定が、「深海生物検定」です。

「深海生物が好き!」「深海魚に興味がある!」そんなあなたにおすすめの検定です。今回は、深海生物検定で合格するための勉強法や出題傾向などをご紹介します。この記事をよく読んで、深海生物について学び、合格を目指しましょう。

※当サイトは、深海生物検定の公式サイトではなく、あくまでもファンサイトであり、深海生物検定実行委員会、日本出版販売株式会社とは一切関係ありません。本検定を受験する前に、かならず深海生物検定公式サイトもご覧ください。また、本記事の出題傾向は2019年1月に行われ、筆者が受験した「第1回深海生物検定」の出題傾向に基づいております。必ずしも第2回深海生物検定でこのような問題が出題されるとは限りません。あらかじめご了承ください。

深海生物検定とは何ぞや

深海生物検定とは、深海生物検定実行委員会が主催し、日本出版販売が企画・運営する検定です。その名の通り深海生物について学ぶ検定で、深海生物に興味があれば誰でも受けることができます。2級(中級)と3級(初級)の試験が実施されますが、これらを併願することもできます。3級・2級ともにマークシート方式の計80問で、合格基準は正答率70%となっています。現在(2019年6月、以下同)のところ、1級の開催は未定ですが、2級合格者を対象に、今後行われるのではないかと思われます。

深海生物検定にチャレンジ!

深海生物検定はインターネットおよび郵便で申込ができます。試験は2019年10月13日の日曜日に行われ、申込締切は2019年9月4日です。前回(2019年1月)の試験のときは、当初の申込締切は2018年12月12日までとされていましたが、インターネットでの申し込みのみ締切を延長していました(2019年1月11日まで)。試験会場は全国四か所で、東京・大阪・名古屋、そして特別協力の深海魚水族館のある沼津で検定を受けることができます。現状では東名阪と沼津でしか開催されないのですが、深海生物検定公式Twitterでは、中の人が福岡へ行ったりしているようですので、今後は福岡や仙台、札幌など、ほかの主要都市での開催も期待したいところです。

リンク:深海生物検定【公式】さんのTwitter

受験料はいずれも税込で、3級が4700円、2級5600円、3級・2級の併願が9200円となります。ただし7月31日までにインターネットで申し込みを行うとそれぞれ4400円、5300円、8900円に割引されます。

このほか「海割引」というものもあります。これは「船の文化検定(ふね検)」、「日本さかな検定(ととけん)」の合格者が申し込むことができる割引で、こちらも3級4400円、2級5300円、併願8900円に割引されます。詳しくは深海生物検定の公式サイトをご覧ください。

お金はインターネット申し込みの場合はクレジットカードまたはコンビニ決済が利用できます。一方、郵便の場合は専用の郵便払込取扱票に必要事項を記入し、郵便局で受験料を支払うことになります。

深海生物検定の勉強方法

深海生物検定で合格基準は、正答率7割以上です。問題は80問ですので、56問以上正解していたら合格となります。しっかり勉強して、7割正解を目指しましょう。

公式テキストを読む

▲公式テキストの「深海生物大事典」

深海生物検定の公式テキストは成美堂出版刊の「深海生物大事典」(以下、テキスト)です。3級はこのテキストをよく読み、勉強すれば合格可能です。2級もこのテキストを中心に出題されますが、そのほか幅広い範囲からも出題されるということです。しかし2級の問題もテキストを細部まで勉強すれば合格可能ということです。ですから、テキストをしっかり読んで覚えましょう。

テキストを書き抜く

私がモノを覚えるときによく使う覚え方です。テキストの文章をノートなどに書き抜くことにより覚える方法です。ただし、私はモノを書くことにより覚えるタイプなのですが、すべての人がこれに当てはまるとは限りませんので、注意が必要です。

絵を描いてみる

生物の形態を覚えるには、実際にその生物を見て触るのが一番なのですが、深海生物ということでどうしても困難な場合が多いです。

生物の形を覚えるのならば実際に生物の絵を描いてみるのも良い方法です。絵が上手い・下手は全く関係ありません。自分が覚えるために描いているので、誰かに見せるわけでもありません。自分が実際に深海生物の形状を理解すれば十分といえます。

過去問

深海生物検定は2019年1月に初めて行われたばかりの検定で、当然過去の問題用紙(過去問)なども存在しませんが、深海生物検定3級の練習問題がインターネット(日販の検定ポータルサイト)で公開されています。これを読んで解いていくと、大体出てきそうな問題がわかってくるかもしれません。

また、深海生物検定とかかわりのある「日本さかな検定」では過去問が販売されています。もしかしたら今後、深海生物検定も過去問を販売するようになるかもしれません。

出題の傾向と難易度

問題は80問、すべて4択問題です。今回の「出題の傾向」はいずれも第1回深海魚検定の問題用紙をもとにしており、第2回の試験では異なる可能性もあります。あらかじめご了承ください。なお、この中の(ページ数)は、公式テキストのページ数を表します。

生物の形態的特徴や生態について

深海生物の特徴はやはり独特の姿形でしょう。僅かな光を逃さないため、ギガントキプリス属(108ページ)のように眼が巨大化したり、逆に眼が不要となって退化し皮下に埋没したもの、敵から目をそらすために体を透明にし、その中に墨を吐くことにより完全に捕食者からの目をそらすウスギヌホウズキイカ(200ページ)など色々なものがいます。

生物の形態的特徴を覚えるのであれば、やはり絵を描いてみることが一番ですが、できるだけ正確に書くのがコツです。捕食する際にバッカルコーンと呼ばれる器官を使うハダカカメガイ(104ページ)のような生物もいますが、この器官の数も出題されていましたので、しっかり覚えておきましょう。2級になると数値に関するものの出題も多くなっていましたので、歯の数、水深、種数などテキストに書かれている細かい数値もしっかり覚えましょう。

発光器について

深海生物は発光器をもつものが多くいます。発光する場所はさまざまで、ラクダアンコウ(68ページ)のように頭の上のイリシウムが光るもの、ヒカリジュウモンジダコ(208ページ)のように吸盤が光るものもあります。また発光する目的も異なっており、ラクダアンコウは獲物をおびき寄せるために使い、ヒカリジュウモンジダコの場合はラクダアンコウと同様の目的のほか、仲間とのコミュニケーションをとるために使っているようです。

また生物によって発光する仕組みも異なっています。テンガンムネエソ(54ページ)のように発光酵素システムで光るもの、クロカムリクラゲ(134ページ)のように発光細胞をもつものなどさまざまです。中にはバハマ沖のクラゲイソギンチャク属の一種(161ページ)のように光る粘液を外敵に放ち、それをあびた外敵は光る粘液により暗闇で目立つことになり、こんどはその外敵が捕食者に狙われることになります。

上記で紹介した「絵を描いてみる」ときには、この発光器の場所や数、発光物質の種類も覚えておくことをおすすめします。

幼体・成体・雌雄の違い

▲深海性のアンコウ目魚類、ラクダアンコウ

深海生物に限らず、幼体や成体では全く異なる姿・形をした生物は海洋生物では多く見られます。カニの幼生であるゾエアやメガローパなどが代表的ですが、これほど大きな変化ではなくても、エゾイバラガニ(258ページ)などのように微妙な変化があるものもいますので、覚えておきましょう。

また、雌雄でも大きく体の形が異なる種がいます。オニアンコウの仲間(182ページ)、ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ(186ページ)、ペリカンアンコウ(188ページ)などがあげられます。とくにこれらのアンコウの仲間は雄が雌の体表に寄生するというユニークな生態をもっています。これについても覚えておくとよいでしょう。ミツマタヤリウオ(62ページ)も、雄と雌の形がだいぶ異なります。このほかヨコエソの仲間(56ページ)などのように性転換を行う種類も覚えておきましょう。

生物の名称について

生物の別称についてはよく出題されています。とくに「その特徴から英名は○○という。○○にあてはまるのはどれか」といった感じで出題されることが多いです。例えば、カイロウドウケツ(164ページ)であれば「ヴィーナスの花かご」、キタユウレイクラゲ(132ページ)の仲間であれば「Lion’s mane jellyfish(ライオンのたてがみクラゲ)」といった感じです。

一方、生物の学名はあまり出題されませんでした。ただ、生物の名称についてテキストと問題用紙では学名のカタカナ読みが違うこともあるので注意しなければなりません。

例えば超深海性の微生物、学名「Moritella yayanosii」(231ページ)はテキストでは「モリテラ・ヤヤノシアイ」とされましたが、問題用紙では「モリテラ・ヤヤノシ」となっていました。どちらかが間違っている、というわけではないのですが、このようなケースがあることも考えると、学名のカタカナ読みではなく、学名そのものを覚えておくと混乱しにくくなります。もっとも、テキストに登場した全生物の学名を覚えるのは至難の業かもしれませんが・・・。

生物以外の問題

生物のほか、JAMSTECが所有する潜水艇などの問題が出現することもあります。その中でも有名な有人潜水調査船が「しんかい6500」で、無人探査機が「かいこう7000Ⅱ」です。詳しくはテキストの210ページをチェックしてみてください。

写真つき問題

最後の5問は写真つきで出題されています。3級の問題はそれほど難しくはありませんが、2級になると生物の詳細な特徴にかんする問題が出題されますので、生物の特徴をきちんと覚えておくことが大事です。

3級は問題にふりがながふってあり、小学校低学年くらいでも受験ができます。実際に私が受験した沼津会場では、たくさんの子供たちが受験していました。2級はふりがながふられていませんので、お子様の3級・2級併願受験は可能ではありますが、注意が必要です。

深海生物検定受験日

用意するもの

▲マークシート用の鉛筆と消しゴムが必要

第2回深海生物検定は2019年10月13日(日)、試験が行われます。

試験はマークシート方式ですので、鉛筆(HBまたはB。シャープペンシルでも可)・消しゴムを用意する必要があります。そして当然のことながら、受験票も必要となります。受験票は申込みを行った住所に郵送されてくるハガキです。

会場は受験票に記載されていますのでしっかり確認することが大事です。あらかじめGoogleストリートビューなどで確認しておくとよいでしょう。ちなみに前回の試験会場は、東京会場は東京海洋大学越中島キャンパス、沼津会場はプラサ ヴェルデ(JR沼津駅すぐ横)でした。

深海生物検定受験終了後

受験してからおよそ50日後、全受験者に合否の通知が届きます。合格者にはイラスト合格認定証も同封されます(本記事トップ画像)。

また、「合格認定カード」というのも販売されます。これは合格者だけが購入できる特典です。表はイラストで、裏面は3種類(メンダコ、ダイオウグソクムシ、ラブカ)から選ぶことができます。受注生産で2500円(税・手数料等込)です。購入可能な期間は短いので欲しいと思ったら早めに購入するようにしましょう。もちろん、合格したら必ず購入しなければならない、というものではありません(実は私も買っていません)。

外部リンク

深海生物検定 公式サイト

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